で、どうだったの、電波男?

もう僕が取り上げた皆様の仰る通り、傑作中の傑作、大 傑 作である。もうたまらん。
たけくまセンセも仰ってましたが、重くてトンガった内容であるのに、軽妙な文体とちりばめられたネタのお陰でくすくす笑いながら読めてしまう。
本田先生の文章はやっぱり面白いのである。


ツッコミどころは結構ある。この本で主な攻撃対象となっている『負け犬女』達、文中の表現を借りるならば、

「好き勝手にセックスさせろ、恋愛させろ、金稼がせてモノを買わせろ」という欲望ダダモレの女こそが、負け犬の正体であり、
つまり、永遠の「80年代気分」の女なのである。

なんかに似てね?そう、オタクである。対象が二次元の萌えキャラにすり替わっただけで、やっている事は大してかわらない*1
つまり、

「(好みの萌えキャラと)好き勝手にセックスさせろ、(オタク、キモイだのと虐げられて出来なかった)恋愛をさせろ、稼いだ金でオタクグッズを買わせろ」

という事。そう、大してかわらない。『恋愛』する対象が二次元という只一点を置いては。そう、そこが重要である。
三次元の女は、恋愛は、誰かを傷付ける!それを成長という輩も存在するがそれは違う!『今ここで別れた方が相手の成長のため*2』とかもっての他だヴォケがッ!



二次元を妄想するだけなら誰を傷つけるという事も無い。
つまり、そういう事だ。その一転に置いて、オタクは恋愛資本主義に勝利した。

あ、コレから読む諸君、あとがきは最後まで取っとけ。感涙だ!

追記:

731 名前: ('A`) 投稿日: 2005/03/21(月) 13:41:33
>>723
高価なブランドバッグ買うのと萌えグッズ買うのがおなじと言うなら
女性はブランド品に対して愛を受け入れてくれる対象として
みているのか?それなら手塚先生を超えた萌え魂だな(笑

そのうち「負け犬女×ブランドバッグ」のエロ同人とか出そうだ(笑

いや、実際は恋愛資本主義
「モテる女、デキる女はこういうものを持っているものだ」って
刷り込まれて買ってるだけに過ぎないんだろうけどさ。

どうせバイトの店員やってるとき買いに来るキモオタに内心
「うわきっしょーーーーい」とか思いながら接客してたんだろうな。
あっち側の人間だ。

いやその通り。俺が言いたかったのはそういう事どぅぁあ。

*1:まぁ、心優しきオタク達は他人に迷惑かけたりはしませんが

*2:参照